第9話 調べるほど、わからなくなる

初めてのロードバイク購入前に情報を調べすぎて迷う様子
初めてのロードバイク選び。調べれば調べるほど、わからなくなる。

調べるほど、わからなくなる

ゆるポタ先輩と江の島へ行ってから、自転車との付き合い方が少し変わった。

それまでは通勤のための乗り物だったが、休日にも乗るようになった。

時間があれば一人で江の島や少し遠い所へ足を延ばす。

近所の買い物も、1〜2駅くらいなら自転車で行く。

特別なことをしているつもりはなかったが、気づけば自転車に乗ることが日常になっていた。

そして、自転車が楽しくなるにつれて、別の気持ちも少しずつ生まれてきた。


サイクリングロードで感じたこと

境川サイクリングロードを走っていると、ロードバイクに乗った人たちによく追い抜かれた。

その姿を見ているうちに、

「カッコいいな」

と思うようになった。

当時の私は前かご付きのクロスバイクに乗っていた。

通勤には十分便利だし、不満があったわけではない。

それなのに、ロードバイクを見るたびに、

「自分も、ああいう自転車に乗ってみたいな」

そう思う一方で、

「自分の自転車は、ちょっと恥ずかしいな」

とも感じていた。

今振り返ると、誰も他人の自転車なんて気にしていない。

それは頭では分かっていた。

それでも不思議と気になった。


なぜ気になるのか、自分でも分からなかった

ロードバイクの何に惹かれていたのか。

正直、当時の自分にもよく分からない。

速そうだからか。

軽そうだからか。

それとも単純に見た目がカッコよかったからか。

理由は説明できない。

ただ、気になる。

そんな状態だった。


とりあえず調べてみた

気になるなら調べてみよう。

そう思って、スマホで「ロードバイク」と検索した。

ところが、そこからが大変だった。

コンポーネント。

カーボン。

アルミ。

105。

ティアグラ。

エンデュランスロード。

レーシングロード。

初めて見る言葉ばかりだった。

調べれば調べるほど知識は増える。

でも、不思議なことに理解は深まらない。

むしろ前より分からなくなっていく。

このときの私は、まだ知らなかった。

ロードバイク選びで迷う日々が、この先1年以上続くことになるとは。

□🚴たいチャリ連載

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※毎週日曜日・午前7時更新

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